ドラマ『大恋愛』最終話
ドラマ『大恋愛』の最終話、拝見しました。
若年性アルツハイマー病を患った女性が主人公とあって、悲しいのとラブと、展開が予想できるにも関わらず絶妙なバランスで上手に描かれていたなと思います。
病気が進行してからの最後二話が悲しくなるのを見越して、それ以前までの回はコミカルに描いてあったのでしょう。病気をテーマにした作品は温度感が難しいですよね。重すぎず、でも軽すぎることなく。作家さん、演出家、俳優陣はその辺に気を使っておられたのではと思います。
戸田恵梨香さんとムロツヨシさんが演じるご夫婦が幸せそうに映るほどに、「ああこの先辛い展開が待っているのだろう。」と思えました。
そして最後に主人公が亡くなる設定にするのか否かは悩むところですよね。
実際呆気なく亡くなり、その時の様子はシーンにありませんでした。ここで更に亡くなるシーンを入れたら観ている方は辛すぎたでしょうから、よかったと思います。作り手の腕が色々と見える作品でした。
病気のこと
若年性アルツハイマー病にもきっといろいろな症状があり、戸田恵梨香さん演じる主人公のように、相手のことがわからなくなってからでも会話が噛み合う人ばかりではないと思うんですよね。ドラマの中では、記憶こそないものの、「初めて会う人」として、旦那さんや子供、母親との会話が成立していましたが。
周りも本人も辛い状況だなと思います。本人はその頃には自覚症状がないでしょうから、特に、支える周りの方々はお辛いでしょうね。いろいろ考えさせられる作品でした。
関連作品
主題歌はbuck numberの「オールドファッション」。
大石静さんの『大恋愛』。文庫本。
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戸田恵梨香さんが結婚の場面で着用したティアラとイヤリング/ピアスはこちら。
ドラマで戸田恵梨香さんが着用した青のワンピースもあります。
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